マウント・ロイヤル・フニクラー鉄道(マウントロイヤルフニクラーてつどう、英: Mount Royal Funicular Railway)、またはフニクレール・デゥ・モン・ロワイヤル(仏: Funiculaire du mont Royal)は、かつて1884年から1918年にかけて、カナダケベック州モントリオール市のマウント・ロイヤル(モン・ロワイヤル)公園にて運行されていたフニクラー鉄道である。マウンテン・パーク・フニクラー鉄道(マウンテンパークフニクラーてつどう、英: Mountain Park Funicular Railway)、およびマウント・ロイヤル・エレベーター(英: Mount Royal Elevator)としても知られている。当鉄道は、現在のジョルジュ=エティエンヌ・カルティエ・モニュメント近くにあった切符販売所から山麓の乗換駅まで、旅行者を運搬する平地区間から成っており、乗換駅では乗客がフニクラーの車両に乗車していた。両区間とも、ケーブルによる車両牽引とともに蒸気駆動であった。正式開業の1年前となる1884年に、当フニクラーの開通式が行われている。乗り物の初期費用として、大人用5セント、子供用3セントの運賃が掛かっていた。当鉄道は、東面のマウント・ロイヤル(モン・ロワイヤル)山頂へと訪問者を輸送していた。1918年に、当鉄道が構造的に安全ではないと公表および閉鎖され、そして1920年に解体された。