ダーリングハーバー (Darling Harbour) は、オーストラリア連邦シドニー中心部の西部端に位置する地区である。区域はチャイナタウン (Chinatown) からキングストリートワーフ (King Street Wharf) 及びピアモント (Pyrmont) にかけてのコックル湾 (Cockle Bay) 沿岸にひろがっている。この地区にはもともと貿易港があり、それに関連する倉庫や工場が多く建ち並んでいた。ところがオーストラリア建国200周年にあたる1988年、その当時ニューサウスウェールズ州における公共事業を担当する大臣を務めていたローリー・ブリアートン (Laurie Brereton) によって大規模な再開発がなされ、現在の姿に生まれ変わった。現在、多数のレクリエーションやショッピングの施設が集まり、そして夜景がとても綺麗なこの地区は、大勢の通行人や観光客で賑わうシドニーを代表する一大観光スポットである。当該地区およびその周辺にある施設や橋りょうの多くは、性質やデザインにおいて日本の大阪港や神戸港に酷似している。