ルビャンカ広場 (ロシア語: Лубянская площадь、ラテン文字転写例: Lubyanskaya ploshchad)、または単にルビャンカはモスクワにある広場で、赤の広場の北東 約900mに位置している。1471年にノヴゴロドを征服したモスクワ大公イヴァン3世がこの地域に多くのノヴゴロド人を移住させた後、1480年に初めて記録にルビャンカ広場の名が表れている。ノヴゴロド人らはノヴゴロドの聖ソフィア大聖堂をモデルにした聖ソフィア教会を建て、元々住んでいたルビャニツィ地方に因んでこの地域をルビャンカと呼ぶようになった。ルビャンカ広場はアレクサンドル・イワノフが設計し、1897年から1898年にかけて建設された記念碑的なルビャンカビルでつとに有名である。元々は全ロシア保険会社のために建設されたビルであったが、後にKGB本部庁舎となったことで広く知られるようになった。2016年現在では、ロシア連邦保安庁(FSB)が建物を占有している。この広場は、ソ連秘密警察の祖であるフェリックス・ジェルジンスキーの名を冠して、1926年から1990年にかけてジェルジンスキー広場と改名されていた。広場の中央にある象徴的なジェルジンスキー像(「鉄のフェリックス」と呼ばれる)はエフゲニー・ヴィチェティッチによるもので、1958年に建てられたものである。