モスクワ国際ビジネスセンター・モスクワ・シティ(ロシア語: Московский международный деловой центр «Москва-Сити»、ММДЦ «Москва-Сити»)またはモスクワ・シティ(Москва-Сити)、モスクワ国際ビジネスセンターは、ロシアの首都モスクワ中心部(プレスネンスキー区)における都市再開発プロジェクトおよび地域の名称である。 モスクワ・シティは、ロシアおよび東欧において最初の大規模商業・業務・住宅・娯楽コンプレックスの建設が目標である。いわば「都市の中に都市を作る」ともいうべきこの計画は、1992年モスクワ市政府によって企画・立案された。モスクワ・シティの建設は、クレムリンの西、モスクワ中心部の下町で再開発可能な唯一の場所であったモスクワ川河岸のクラスノ・プレスネンスカヤが選定された。開発地区の総面積は約1平方キロメートルにもなる。計画から15年経った現在でも多くの工場やコンビナートが立ち並んでいるものの、ゆっくりとではあるが、多くの高層建築の林立する新市街へと変貌を遂げようとしている。主なビルにはヨーロッパ1位の高さのフェデレーション・タワー(374m)の他、OKO(354m)、マーキュリー・シティ・タワー(339m)、ルネサンス・モスクワ・タワーズ(337m)、ユーラシア・タワー(309m)、キャピタル・シティ(302m)などがある。