エルジェーベト橋 (エルジェーベトばし、ハンガリー語: Erzsébet híd) は、ハンガリーの首都ブダペストのドナウ川沿岸で、ブダ地区とペシュト地区(ペスト地区)を結ぶ3番目に新しい橋である。再建された現在のエルジェーベト橋は白いシンプルなケーブル吊橋だが、かつて同じ場所にあった旧エルジェーベト橋は、チェーン吊橋として特筆すべき長さと美しさを備えていた。エルジェーベト橋はブダペストのドナウ河岸の中で川幅が最も狭い場所に架けられており、その距離はわずか290 m である。橋は、ペシュト側の旧市街教区聖堂(13世紀に建造されたペシュト地区最古の教会)や3月15日広場がある地区と、橋の名前の由来になったオーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリーザベトの銅像があるドブレンテイ広場やゲッレールトの丘に繋がるブダ側の地区を結んでいる。ブダ側には、近くにはラーツ温泉やルダシュ温泉もある。下流にはセーチェーニ鎖橋、上流には自由橋がある。