月湖(げつこ、中国語:月湖(Yuehu)、英語:Crescent Lake)は、中国浙江省寧波市の中心にある緑豊かな公園の人造湖。寧波駅とバスターミナルから、近い距離にある。唐の貞観10年に開鑿され、当初は町の西にあることから西湖と呼ばれていたが、宋の元祐年間に現在の規模に整備され三日月に似た形状から、月湖と名付けられる。月湖は公園として開放され、湖の各所には史跡、記念碑、旧宅、餐廳そして中学(浙江寧波第二中学)まである。 月湖を北上すると、市のシンボルである寧波の鼓楼に至る。天一閣:月湖の西側に位置し、書庫の天一閣の前にある消火用の池は、月湖を水源としている。居士林:月湖の中之島にある道教寺院(道観)。関帝廟:居士林の東隣にある三国志の英雄関羽を祀る廟。清真寺:月湖の西側にあるイスラム寺院。基礎は北宋の時代に建築された建物。賀秘監祠:賀知章の旧宅。博物館として一般に開放。林宅:清の同治年間に林鐘喬の邸宅。邸宅の装飾としての彫刻に優れている。范宅:天一閣を作った范欽の兄である范庸の邸宅。万暦年間の建築様式を残す。現在は多数の店舗が入り、書画や骨董品を売っている。