東大門市場(トンデムンシジャン)は大韓民国ソウル特別市、漢江の北に位置する繁華街である。南大門市場と並ぶソウル二大市場の一つ。ソウル市内にある四大門の一つ興仁之門(東大門)の西側に位置しているが、広蔵市場、東大門市場、新平和市場、東平和市場、興仁市場、第一平和市場、光煕市場などから構成される。「Hello apM」「斗山タワー」や「ミリオレ」などのファッションビルが立ち並ぶ。卸売市場が中心のため、深夜まで営業され、口頭で価格交渉を行う独特のスタイルで取引を行う店が多い。市場は小売としての機能のほかに地方都市からの買い付けに対する問屋としての機能も持つため、高速バスの運行時間に合わせ夕方から翌朝にかけて営業する。近代的なビルと雑多な屋台がコントラストを描いているが、李明博前大統領が市長時代に、清渓高架道路となっていた蓋が撤去され、清渓川河岸は整備され、市民の憩いの場となっている。東大門運動場が隣接していたが、現在は東大門歴史文化公園となっている。