国立移民史博物館 (Musée de l’histoire de l’immigration) は、フランスにおける主に19世紀以降の移民の歴史を紹介する博物館である。国立移民史博物館の建物はポルト・ドレ宮と呼ばれ、1931年にパリで開催された植民地博覧会の建物である(地下には水族館が入っている)。正式な開館式は開館7年後、改名3年後の2014年12月にフランソワ・オランド大統領により行われた。2007年10月にパリ12区に開館した「国立移民史シテ (Cité nationale de l'histoire de l'immigration: CNHI)」が2012年1月1日に改名されて現在に至っているが、日本語では「国立移民史シテ」開館の時点から既に「国立移民史博物館」という訳語が使われている。