ブロードウェイマンション(中国語: 百老汇大厦;繁体字: 百老匯大廈; 拼音: Bǎilǎohuì Dàshà)は上海外灘北部に位置する建物。19階建てのアール・デコ様式建築であり、上海でも屈指のホテル(五つ星)である。上海租界当時に立てられ、「開業以来、上海の名所のひとつであり続けた」といわれ、また50年以上にわたって上海の主要なシンボルの一つであった。かつては上海の最も目立つランドマークであり、アジアで最も背の高い建物であった。「上海の戦前建築では最も背が高」く、また少くとも1950年までは上海で最も背の高いアパートメントであった。呉淞江と黄浦江の合流地点の近く、外灘の北端に位置する。パーマー&ターナーの設計により1935年に竣工し、アジアの高層ビル時代の始まりを告げる存在となった。また上海における「アメリカの近代的高層ビルへの最接近」の証ともなった。外灘でも最高の眺望を得ている建物であり、外灘、黄浦が一望できる。元々は1935年に「ブロードウェイマンション」The Broadway Mansions と名付けられたが、1951年に上海市議会によって「上海マンション」Shanghai Mansions と改称された。しかし、中国が改革開放により西洋に再び門戸を開き始めた後、元の「ブロードウェイマンション」に戻されている。遅くとも1985年以来、ブロードウェイマンションは上海衡山ホールディング・カンパニー(上海市人民政府直属的上海衡山集団)が所有し、ホテルとして使用している。