北東アジア貿易タワー(ほくとうアジアぼうえきタワー)は大韓民国仁川広域市の臨海開発地域・松島新都市(Songdo International Business District)にある68階建ての超高層ビル。2006年7月に着工、2011年に主な構造が完成していたが、設計にあたったコーン・ペダーセン・フォックス(KPF)によれば不況による財政上の理由から内装工事は当分保留とされ、その3年後の2014年7月に竣工式が行なわれた。韓国で2011年まで最高層だったマンション「サムスン・タワーパレス3」(高さ264メートル)、その後最高層の座を奪った釜山・海雲台のマンション「海雲台斗山ウィーブ・ザ・ゼニス・タワーA棟」(高さ301メートル)をしのぎ完成した時は韓国最高層のビルだった。2017年10月に「ポスコタワー松島」と改称されている。松島新都市のランドマークとして計画されたこのビルは、6階から24階がクラスAのオフィスフロア、25階から36階がホテル、37階から62階が高級マンション200戸分、63階から65階にはレストランと韓国で最も高いビル展望台が予定されている。また低層階にはブランドショップなども入居する。隣接するリバーストーン・ショッピングセンターや中央公園にはスカイブリッジで直結しており、仁川メトロ1号線の国際業務地区駅からも通路が連絡している。近傍にはシェラトン松島ホテルや国際会議場・松島コンベンシア(Songdo Convensia)なども建つ。