ダブリンの聖パトリック大聖堂(英語: Saint Patrick's Cathedral, アイルランド語: Árd Eaglais Naomh Pádraig)、正式には聖パトリックの国立大聖堂およびカレッジチャーチ (The National Cathedral and Collegiate Church of Saint Patrick, Dublin)は、1191年に創設された大聖堂。現在はアイルランド国教会の管轄でありダブリンに2つある国教会の大聖堂のうち大きいほうであり (もうひとつはクライストチャーチ大聖堂) 、アイルランド島全体でも最大の教会である。珍しい例ではあるが、大聖堂であるにもかかわらず主教座がこの教会には存在せず、ダブリン大主教の主教座はクライストチャーチ大聖堂にある。そのため1870年からは聖パトリック大聖堂をアイルランド島全体のために国立大聖堂とし、聖堂参事会 (chapter) の委員はアイルランド国教会の12の主教区全体から選ばれている。また、2007年からは他教派の聖職者も参事会に加わった。教会としては1219年から置かれている首席司祭 (Dean) によって統率されており、最も有名な首席司祭はジョナサン・スウィフトである。