テルエル(Teruel)は、スペイン東部のアラゴン州に属するテルエル県の県都である。名称はアラビア語で「雄牛」を意味し、町の広場にも雄牛の像が設置されている。1999年に「Teruel existe」(テルエルは存在する)というスローガンのキャンペーン・グループが設立され、この市と地域の知名度を上げ、投資を増やそうとする運動を始めた。このキャンペーンの効果もあって、テルエルへの交通は大きく改善され、サラゴサとサグント(バレンシア方面との合流地点)を結ぶ高速道路が建設され、全線開通した。またテルエル駅はあるものの、首都マドリードに直通する鉄道路線はない。ハモン・セラーノ(生ハム)や陶芸が有名である。