葵青区(きせいく/クワイツェンキョイ)は、香港の18の区域のうちの1つである。新界の中の葵涌と青衣島の2つの部分からなる。区域住民は、香港で3番目に教育レベルが低く、収入は平均以下である。1980年代前半に香港の区域が形成されたときには荃湾区の一部であった。1985年に葵涌及青衣区 (Kwai Chung and Tsing Yi District) という一つの区して独立し、1988年に葵青区に名称変更された。葵涌と青衣島の間の藍巴勒海峡の岸沿いに国際的に有名なコンテナターミナルがある。青馬大橋は、青衣島の北西の端から北大嶼山公路を通って香港国際空港に通じている。地区の居住者の75パーセント以上は公共の住宅に住んでいる。尚、当区は歴史的には新界であるが、タクシーの運行地域区分上は荃湾区主要部と共に九龍地区として扱われ、走行するタクシーは赤色となっているので、空港などからタクシーに乗車する際は注意が必要である。